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あっという間に1000万をなくした経験から見る「お金のうつわ」

   

あなたは、トレードする時
自分の「お金のうつわ」を意識したことはありますか?

「お金のうつわ」って何?と
初めて聞く方も多いかもしれませんが

これは、相場に参加するなら
トレード手法や勝てる銘柄、テクニカル分析よりも先に
知っておかなければ
相場で破産してしまう危険もあるほど大事なことなんです。

もし、まだ自分の「お金のうつわ」が分からないのであれば
ぜひ今日のお話を参考に、自分のうつわの大きさを測ってみてください。

さて
高級ソープ店で週末勤務しながら平日は派遣OLと
ダブルワークで働き、少しずつ貯金を貯めていった私ですが

前回のお話→ ●高級ソープランドで学んだ「自分の稼ぎやすい市場の見つけ方」

そこで、貯まったお金を運用しようと始めたのが
株式投資だったんですね。

当時はアベノミクスが始まって半年
日銀の異次元金融緩和もあって
「今こそ株式投資を始めないと!」という世の中の空気があり
企業分析やチャートを少しだけ読んで始めてしまったのが2013年春。

最初は東証1部企業を長期投資で持っていようと思っていたのに
当時、流行だったゲーム株やバイオ株の
急騰する値動きを見るのに夢中になって・・・

気づいたら
有名株トレーダーが推奨する
新興株ばかりをいくつも買っていました。

「まあいいか・・・アベノミクスでまだ上がるし」と
根拠のない理由で保有していた矢先、起きたのが
13年5月のバーナンキショックです。

当時「損切り」という言葉すら知らなかったので
翌日ストップ安になっても売ることができない
銘柄多数で、ものすごい評価損失に頭がついていけず。

数日後ようやく、注文が通るようになった数銘柄を
「最初の半分の価格になったからこれ以上は下がらないはず!」と
ナンピンし

数日後、また半分の価格になっていて
「最初の1/4の価格になったからこれ以上は下がらないはず!」と
ナンピンし・・・

これを続けて、気づいたときには一気に数百万円が消えていました。

こういった
「相場経験ゼロ → 急騰相場で天井つかみ
→ ナイアガラでナンピンし → 追証」という流れは
慢心したトレード初心者が必ず通る、あるある話なんですが 笑

その時の私にとって
「体を削りながら必死に稼いできたお金が一気になくなる」
という経験は、自分の半身が引き裂かれたようにショックな出来事。

それからは
含み損が認められなくて不眠になり
毎朝通勤電車の中で、市場オープン前の気配値をみて腹痛を起こし・・・
という地獄の日々が始まり。

その後も、オリンピックの開催地を巡ったニュースで
「絶対東京にはならない!」と思って、建設株を全力で売った数日後
東京でオリンピックが開催されることが決定し
売っていた建設株が全てストップ高し、ポジションがまた決済できず
数日踏み上げられ、再び数百万円を失くし。

何とかして取り返したい思いで
相場ブログを徘徊して、勝てる手法を片っ端から試したり
インジケータ―を大量に表示してトレードしたり
チャートを何十銘柄も並べて相関性をもとにトレードしたり

・・・と
自分のトレードの軸ができていないまま
暴走トレードを重ね
気づいたら損失合計は1000万円近くに。

今から考えたら
自分の「お金のうつわ」を見余ったから
起こった初心者あるあるで、当然の流れです。

お金のうつわとは
「どのくらいお金を捨てられるか=損切りの許容量」です。

例えば
1回のトレードで100円までの損切りが許容できるなら
6:4で優位性のあるルールを1000回を繰り返したときに
利益600回×100円―損切り400回×100円=200回×100円で
2万円の利益が残ります。

こうやって何百回・何千回と繰り返せるなら
ロットを少しづつ上げ
100円の損切り許容量を200円・300円・・・と少しづつ増やせば
自然と残る利益が増えていく。

そうやって「お金のうつわ」を広げていくんです。

しかし、相場初心者は
「すぐ勝ちたい」
「カンタンに儲けたい」
「損失をすぐ取り返したい」と思い

有名相場ブロガーの記事や
チャートを何十種類も見たり
インジケータ―を大量に表示したり
掲示板やニュースを見たり…と
自分の外側に情報を求めます。

でも肝心なのは、自分の内側。
「お金のうつわ=損切りの許容量」
これを知ることができないままだと

一時的に数回のトレードで勝てても
損切りすることができないので
利益よりも損失が大きくなってしまい
結果的に「相場で生き残ること」が不可能になってしまうのです。

続き→ ●利益を出すには「感じること」が必要だと気付いた話

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